2010年10月10日日曜日


 六崎の時崎城址を横目に見て細い道を進んでいくと、湧水でできた池の中に弁天神社があります。池は20メートルくらいあるでしょうか、その中央の島に弁財天の社があります。弁天様は、もともとインドの河川の女神様だそうですから、水辺にお祭りされていることがよくあります。水利に関係することから農業の豊穣とも関連する神様だそうです。馬渡地区でも池の中に弁天様がお祭りされていましたが、残念ながら池の大半は埋められてしまい、今は鳥居と社の後ろに少しだけ池の形状が残されています。六崎の弁天様辺りの私の記憶は、池のすぐ前から時崎城址の方まで谷津田が延びていたように思いますが、今は埋めたてられてしまい、原野のようになっています。弁天神社もすたれていたように思いますが、今は地元の有志の方が定期的に掃除をしてくれているそうで、きれいになっています。周囲の森と神秘的な池の中の神社を見ると、何だか大層ご利益があるような気がして、時折お参りに行くのですが、賽銭箱がありません。賽銭箱があるともっと神社の雰囲気が出るのにと残念に思っています。
 弁天神社はJR佐倉駅南口からJAいんばの本所を経て、県道下のトンネルを抜けて田圃沿いに歩いて30分くらいです。紅葉の木が池にかかっているので、秋は訪れるのにいい季節だと思います。なお、弁天様は音楽などの技芸や財産を守る神様ですが、嫉妬深い面もあるそうですから、カップルではお参りしないほうがいいようです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。